カケハシオキナワプロジェクト INTRODUCE

カケハシオキナワ
とは

沖縄の支援情報をまとめたホームページです

苦しくて「助けてほしい」けど、
誰かが助けてくれるのかわからない人がいる。

生きるのに精一杯で、
忙しくて相談所に行けない人がいる。

テレビはニュースで見かける「貧困のニュース」に、
自分も何かできないかと思う人がいる。

運営がギリギリの中、
子供に居場所と食事を支援する団体がある。

当ホームページは、

『地域貢献したい企業・人』
『支援団体』
『生活に困っている人』

の3つを繋ぎ、「地域の支援を探し見つけられるポータルサイト」を目指し当サイトは立ち上げられました

社会貢献したい人にとっては、
→『地域の支援活動に関心を持って繋がるきっかけに』

役に立ちたい、貢献したいと思っていた人も
→『自分だけじゃなく悩む友人のために、課題を解決する方法を探すことが出来る』

困っている人にとっては、
→『助けてくれる支援を探し出せるように』



このホームページを通して誰もが温かい気持ちになれたら。


事務局
について
SECRETARIAT

カケハシオキナワプロジェクトとは、
①「社会貢献したい企業」
②「民間の支援団体」
③「行政等の支援機関」
これら3つの協力者により、意見交換・情報交換をしながらFM那覇が運営しています。


エフエム那覇 局内に事務局を設置しております。

事務局
カケハシオキナワプロジェクト
https://kakehashi.okinawa
所在地
エフエム那覇内 カケハシオキナワプロジェクト 〒900-0013
沖縄県那覇市牧志2-18-4パレット牧志ビル1-C
TEL
098-860-0261
FAX
098-860-0262
対応時間
10:00~17:00
お電話でのご連絡の際は、「カケハシオキナワについての問い合わせ」であることをお伝えください。
時間帯によっては対応にお時間を要する場合が御座います。
メールフォームのでのご連絡がスムーズです。

ご挨拶GREETING

温かい人々、深刻な貧困

初めまして、カケハシオキナワプロジェクトの奈良蓮です。

私は過去にホームレスをしていました。ホームレス支援団体の相談員に助けられ、多くの人と多くの助けを得て少しずつ回復し、やがて相談員として支援をする側になりました。
その中で、沖縄にどれだけの温かさで満ち溢れているかを知りながらも、深刻な貧困課題についても知りました。
そのために多くの支援団体が活動していますが、運営費や人件費に苦労しているのを知りました。活動自体は素晴らしいのに、非営利であるため運営が厳しいのです。支援団体の代表は私財と投じたり、働きながら活動を続けています。

支援したいと思っているが、支援先がわからないと言う声

ある時、私が働くラジオ局でクリスマスツリーの下に母子家庭にプレゼントを贈ろうという企画をすると、リスナー、スポンサー、パーソナリティなどのラジオ局に関わる多くの方々から大量の物資が集まりました。
その時に繋がりがなかった企業からも物資の支援が届いたのです。どうして支援をしてくださったのかと聞くと「支援したいとは常々思っているが、どこに支援すればいいのかわからなかった。」と聞きました。
また他にも現金の寄付がありました。「ヤングケアラー」の支援に使ってくれと言うのです。今回のテーマは「母子家庭」だったので、私は受け取れないと言って適切な寄付先を紹介すると「いいから受け取ってくれ」と渡されました。

社会貢献したい人と支援団体のマッチングにハードルがある

この時に「社会貢献したい人や企業」と「支援団体」はマッチングしていないんじゃないかと思い調べてみました。
そうすると支援団体の情報は探しづらく、これだと支援したいと思っても確かに分かりにくいと思いました。
こうしたことからどこに寄付していいかわからない。寄付が正しく使われるか不安という問題が生まれ、日本は人助け指数世界ワーストとなっています。 実際に私も支援活動をしていて寄付をくださる方から「支援に関わりたかったけど、どうやって関われば良いかわからなかったんだ。今回繋がれてよかった。」といった声を何度ももらったことがあります。
また、企業の集まりである那覇青年会議所でもこんな意見が多くありました。「私たちは支援協力したいが、貧困の現場も支援の現場も知らない。」と「もっと貧困について学びたい」「講演会をやってもらえませんか」と。

地元の支援のことが深くわかるポータルサイトを作ろう

そこで「誰がどこで、どんな支援を頑張っているのか」支援団体ともっと深く関わり、現状を知ることができるポータルサイトがあれば一歩解決に近づくのではないか。と考えました。
そうすれば「支援団体」と、「それを支援したい企業・個人」をマッチングさせることができます。また「支援を必要とする人」にとっても助けに繋がりやすくなります。

しかし、まとめられていない情報を一から集めるので膨大な時間がかかる上、また非営利の事業です。
ご賛同してくれる有志の皆さんからの協力がなければ立ち上げることはできませんでした。
本当に多くの力が集まりこのホームページが立ち上げられました。

この度、ホームページを制作してくれたJOTONET。企業の立場から設立をバックアップしてくれた那覇青年会議所の皆様、何より協働し情報の拡散を頂いている支援団体の皆様、そうした有志の皆様に心から感謝しています。
しかしながら、サイトはまだまだ未完成です。
この活動が広がって、それぞれが出来ることで、日本一人助けする県、世界一人助けする国へと、そして社会がさらに温かくなっていくことを願います。

メンバーの声VOICE

ゆいまーるという言葉

新里亮太
新里亮太

ゆいまーるという言葉を聞いたことがあるでしょうか。
沖縄県民に琉球時代から脈々と受け継がれている相互扶助の精神を表した言葉で、私はこの言葉がとても大好きです。 お金の無い高校生の学生の頃はよく公設市場や農連のおばぁー達に「勉強がんばりなさいね~」と総菜やお菓子等のしーぶんを貰い、おとーの代理で行った模合では「今週引っ越しして物入りなので貴方が受け取る番だねー」等、助け合う大人達の姿を見ながら育ってきたので、 この言葉の意味、精神が自然とマインドセットされています。これは私だけでは無く多くの沖縄県民の特徴であると思っているし、だからこそ沖縄の人は温かいと言われる所以なのではないでしょうか。
私は今年度那覇青年会議所の基本理念として認め助け合う温かい社会というスローガンを掲げて運動しておりますが、本事業はまさに助け合うゆいまーる精神を体現した沖縄らしいプラットフォームであり、沖縄の地域課題を救うだけではなく温かい社会へ導くムーブメントとなる可能性を秘めています。

新里亮太一般社団法人那覇青年会議所2023年度理事長

情報集積と利用が広がれば、沖縄に不可欠なインフラに成長する可能性も

浦崎直己
浦崎直己

「支援が必要な人に情報が届いていない」
これは、支援者共通の大きな課題の一つになっている。支援を受けるには「申し込み」が必要場合も多く、何より「支援があること」を知らない人も多い。
また、支援者側も、高齢者や子どもなど自身が関わる分野の支援は詳しいが、他分野の細かな情報や、地域で頑張っているボランティア団体の支援など、全ては把握できておらず、支援者の経験(引き出し)によって左右される場合もある。
このような状況の中で、誰もがアクセスしやすく、情報が網羅されたポータルサイトが完成すれば、困難を抱えている人やその家族、友人、支援者における「知らなかった」という課題はクリアできる。
情報集積と利用が広がれば、沖縄に不可欠なインフラに成長する可能性も大きいと期待している。

浦崎直己社会福祉士
準認定ファンドレイザー
那覇市社会福祉協議会主査

市民による市民のための強力なポータルになれば!

稲垣暁
稲垣暁

経済から福祉、子どもや暮らしなどでさまざまな困難に直面した時、どこに相談すればよいか、支援制度があるのかどうかわからず、途方にくれてしまいます。
総合相談窓口が行政にあればよいですが、県内では未整備です。あったとしても足を運ばなければならず、内容を整理して伝えなければなりません。
困りごとは複数の要素が関係しあうため、ひとことで表せないことが大半です。おまけに話したくないことまで聞かれ、難しい用語も飛び交い、あげくにいくつもの部門を回されて精神的にまいってしまう人は多くいます。
つまり、情報を集めるチカラ、情報を整理するチカラ、そして足を運んで相談しようという気力がなければ支援につながらず、平時から孤立しがちな人にとっては絶望的です。 一方、手を差し伸べる機関や人々の一覧がスマホにあり、対応方法を自分で見つけられると、前を向く気持ちが強まります。そんなポータルサイトを市民が作って行くことは、市民社会を進化させます。

災害で被災した時、被災者の細かいニーズと民間の創造的支援の迅速な出会いにもつながります。災害に強いコミュニティFMとの協働で、市民による市民のための強力なポータルになれば!

稲垣暁一般社団法人災害プラットフォームおきなわ理事
災害・地域ソーシャルワーカー
RBCラジオコメンテーター・防災士

重要なインフォーマル社会資源になり得るサイト

奥間 亮
奥間 亮

社会福祉士として、那覇市議会議員として、そして那覇青年会議所の一員として「カケハシオキナワ」の誕生を嬉しく思います。
いわゆる「貧困問題」には、経済的貧困のみならず、社会的貧困、文化的貧困が含まれているとも言われます。
これらの社会的・文化的貧困状態に陥らない、あるいは抜け出すためには、インフォーマルな支援も重要です。
「困っている人を支援したいと思ってはいるが、具体的にどうすればよいか分からなかったので、これまで行動に移せずにいた」という個人や企業が、このポータルサイトをきっかけに「新たな支援者」として参画し、支援したい人(企業等)と、支援が必要な人(団体等)のマッチングを増やしていければ、インフォーマルな支援の充実に繋がり、結果的に社会的・文化的貧困の解消に重要な役割を果たすことができるのではないかと期待しております。
また、貧困問題を考えるうえで、いくつかのキーワードが挙げられますが、その中の一つに「孤独」という要素が存在します。
カケハシオキナワは、前述したような「支援したい人」が活用するのみならず、「困っている人」自身も活用し、自分に必要な支援を自ら探し出せるように(探しやすいように)心がけて作られたポータルサイトということで、「孤独」という問題にもアプローチできる可能性をひめた、意義深い事業であると考えております。 というのも、「困っている人」は、苦しさ自体を感じていたとしても、そもそも困っている自覚があまり無かったり、あるいは「どうすればこの苦しさを解消できるのか分からない」など、声をあげられないケースも少なくないため「未だ行政からの支援が届けられていない人たちを行政自身がどのように発見することができるのか」という難しい課題に対しては、多角的なアプローチが必要です。
そのうえで、カケハシオキナワが今後広く周知され、認知度が上がり、①困っている人・②支援団体・③新たなプレイヤーとなる企業や個人の三者それぞれによるサイト活用が進めば「困った時には、このポータルサイトを見れば良いらしいよ」という口コミのもと、これまで行政が発見できなかった「支援を必要とする人」を適切な支援に繋ぎ、孤独を感じている人には「自分は一人じゃないんだ」「こんなに多くの支援団体や企業、個人がいるんだ」と認識してもらえるような役割をも果たし、またその一助になれるのではないでしょうか。
そして、カケハシオキナワの誕生は、「支援の継続性」と「中間支援」というキーワードにも関連しています。たとえば、近年「こども食堂」など、いわゆる「こどもの居場所」を運営する多くの団体において、その「継続性」が課題となっておりますが、この課題を乗り越える意味でも「サポートセンター糸」が数年前に開設された時は、那覇市議として本当に嬉しく思いました。
「サポートセンター糸」は、那覇市が那覇市社協に委託して運営されている「子どもの支援団体等へのサポート事業」であり、その効果としては持続可能なインフォーマル社会資源の充実、支援団体の継続支援、中間支援拠点機能なども期待され、内閣府からも評価されている事業だと認識しておりますが、とはいえ、限られた予算の中での委託事業では、その成果にも限界もあったがゆえに、同事業のさらなる拡大は、那覇市議の立場としても常に望んでおりました。同時に「サポートセンター糸」としては「企業の参画をどう促し、どう対応できるか」という課題認識も持っていたと聞いております。
したがって「サポートセンター糸」の役割や目的を、行政だけでなく民間も一緒になって担うことは非常に有意義なことであり、カケハシオキナワはこの視点においても機能し得るものと考えております。
私も、これまで社会福祉士として「こどもの居場所」に関わり、できる限り現場でソーシャルワークを実践してきたつもりです。加えて、一会員として所属する那覇青年会議所や那覇商工会議所青年部における「こどもの貧困問題(対策)」をテーマにした委員会事業についても、微力ながら何度か携わらせて頂きましたが、関連事業は年々レベルアップしており、地域や青年経済団体における気運の高まりを肌で感じています。これらを象徴するかのような事業として、今回のカケハシオキナワの誕生を、市民の一人としても誇らしく思います。
しかし、これからが重要です。皆様と一緒に力を合わせて、このポータルサイトをさらに発展・展開していけることを楽しみにしております!

奥間 亮那覇市議会議員
那覇青年会議所

届け!「熱い思い」

萩原雄三
萩原雄三(オレンジマン)

これまで出会った市民活動をされている方々の熱い思いに沢山刺激をもらってきました~ありがとうございます。
反面、その熱い思いが強いほど、目の前の課題に全力で取り組まれて、情報発信や広報活動に手が回らないケースが多いなと感じていました。 このカケハシオキナワプロジェクトのポータルサイトが動き出すと、そんな課題も解決され、情報が欲しい方々、届くべき方々のところに届きやすくなることでしょう。

萩原雄三オレンジマン・なはまちサロン(那覇小学校区まちづくり協議会)事務局長
FM那覇パーソナリティ(なはまちファンクラブ・なはまちサロン一座建立)

これからの社会を一緒に創る為の未来へのカケハシをみんなで創っていきましょう

セナハケイ
セナハケイ

私は、那覇市議会議員として活動する中で、地域や各コミュニティでの「つながり」の希薄化は現在の社会において深刻な課題の一つだと考えます。
ひとりひとりの暮らしをより良い物にしていくためには、コミュニティにおける複合的な「つながり」は必要不可欠なものです。しかしここ那覇市において進めている協働のまちづくりにおいても自治会の加入率の低下を始め、まだまだ変えていかなければならない課題は山積しています。
このポータルサイトの活用は、現在の社会における複雑な諸課題に対して参画したくてもしにくい人とを繋げるカケハシになる事だけではなく、コミュニティの本来の力を発揮し私たちの未来は私達で変えていく事ができるという自信になっていくキッカケになるのではないかと思います。
是非、これからの社会を一緒に創る為の未来へのカケハシをみんなで創っていきましょう。

セナハケイ那覇市議会議員